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山中廃徊記

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2018年05月

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山神さんのこの記事を拝見して久しぶりに新穂峠に行ってみたくなりました。前回訪れたのはかれこれ10年ほど前、まだ新穂峠の青い看板が健在の頃でした。

当日は町内の行事があり、出かけたのは10時過ぎ。歩きでの峠往復は時間的に厳しいかなと思いつつまずはKGBの聖地、鳥越林道に向け出発。

鳥越峠を越え岐阜県側に下りますが、ここで昨年秋の恒例・鳥越ラーツーのさいケッパコAYさんが「発見」されたえげつない橋を思い出したのです。
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名前はどうめき橋。こちらは現役の同橋です。
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このどうめき橋のすぐそば、上流側に見えているのが問題の橋です。
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よくわからないので、ケッパコさんの写真を無断でお借りします。
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北側の取り付きは落石と植生で歩きにくいですが、20m程度なので問題ありません。
左右の親柱が残っていたので草をかき分けてみると…

お名前とお歳が判明
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どうめき橋。そのまんまですね
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意外と新しく、昭和36年製。

現在の鳥越林道が昭和47年着工、平成9年竣工なので現どうめき橋はその間に架けられたのでしょうから、最短で11年最長でも36年間で廃止されたようです。
もともと、鳥越峠から直線距離で900m、現林道で2.5kmほど下った栗ヶ谷出合付近までは以前から林道があったようなので、その当時の橋なのでしょう。
鳥越林道はこの旧林道を改良したものと思われます。
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さてこの写真、野原ではありませんよ。旧橋の路面です。
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渡って見ましょう。
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コンクリート製の欄干もしっかりしています。幅も現橋と同じくらいあります。
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路面の状況は植物と腐葉土に覆われていてわかりませんが、歩いてみた感じではしっかりしているよう。架け替えられた理由が気になるところです。
橋台も綻びは見られません。
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下から見てみたかったのですが、橋の名前が示すように急流が音を立てて流れているので断念。
親柱は4本とも健在。その一本と現橋。すぐそばなんですね、気が付かなかったけど。
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さて、旧どうめき橋を後にしてやってまいりましたのは殿又林道(仮)。

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ゲートがありますが鍵はかかっておりません。自由に開閉できます。

なぜこんな所に来たのかというと…
これまた去年のラーツーで訪れた「浅又第二沈砂池」で、第二があるならその上流に第一もあるはず、ということで勝手にこの林道沿いにあたりをつけた、という次第。

結果的にはずいぶん見当はずれでしたが、終点まで約2kmのなかなか雰囲気の良い半廃林道でした。途中までバイクでも行けそうです。

あとで、付近の地図を見ると、第一沈砂池と思われる場所が載っておりました。
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これではいくら殿又谷を探しても見つかりませんわ。
でもこの殿又谷、地図には景勝地のマークも付いているのでいい感じではありました(負け惜しみ?)

しかもこの後、もう一本の廃林道を歩いております。
そんなこんなで、時間を食い結局目指す新穂峠どころか諸家にもたどり着けませんでした。
新穂峠は次回に持ち越しです。

おしまい

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五僧の近況

五僧に行ってきました。この日も好天に恵まれ、ここ五僧でもそろそろヤツに注意が必要な季節になってきましたね。

まずは仏生寺から旧い林道を通り滝谷武奈線に出、再び旧い林道を登り男鬼峠へ。ここから市道を男鬼へ下ります。

この林道沿いに朴の木がたくさんあって、今年もでっかい花を咲かせています。
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途中、旧仏生寺集落入り口の少し先のカーブの突端に、慰霊碑があります。
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こんな山奥にも戦争の爪痕が残っているんですね。村から人がいなくなり今はだれがお守りされているんでしょう?

と言っているうちに、男鬼に着きました。
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こちらは特にお変わりなく、ときどきオフロードバイクの若者が走ってゆきます。

落合を通り入谷にやってまいりました。ここでもオフ車の若者が無謀にもゲートをずらして突入して行きました。私は歩いて登ろうとしていると、件の若者が戻ってきたので声をかけると「工事のおじさんに怒られました」とのこと
私も今回は遠慮しておきます。

で、やってまいりました、今年初の権現谷。まずはいつもの場所で、お約束の1枚。
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林道は除雪が終わってひと月ほどのこの時期が1年中で最もいい状況です。小石が散見されるくらいで、8月頃とえらい違いです。

写真撮ってないですが、白谷はゲートもなくウェルカム状態。たまたま関係者が入っていただけなのかな

五僧に着きました。集落の奥の谷間に毎年今頃、クリンソウが群生している湿地があります。今年は少々早かったようです。
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さて、集落の様子ですが…
手前の家は前後の戸がことごとくはずれ全くの吹きさらし。心なしか宅内の家財道具も無くなっているような。
まるで神社の舞殿のような有様です(当社比)
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いやこんな立派じゃないですけどね。あくまでこんな感じということで。

奥のお宅はというと…
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裏側から見ると、とてもしっかりしているように見えますが、表にまわると
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この有様です。二年前の写真⇓と比べてみても
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とくに右側の劣化ぶりが目立ちます。間もなく2階の床が抜けそうです。また右側の壁の傾きが大きくなっています。2年前には2階にあがらせていただきましたが、もう無理でしょうね。
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裏の炊事場の建物はしっかりしているんですけどね。

そんなこんなを、村のお地蔵さまがじっと見つめていらっしゃいました。
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五僧の近況をお届けしました。

おしまい

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4月29日、某発電所関連遺構を愛でる旅がクイックさんにご案内いただき敢行されました。セロ尾さんとマタギのsero-さんが参加され、私も加えていただいたのはすでにご存じかと。

実はこのとき、愛用の杖(一応トレッキング・ポールという名前はあるのですが長すぎるので…)を失くしましてね。さして高価なものでもなく、予備も2本あるのでまあいいと言えばいいんですが、多少の愛着もあったりするので探しに行ってきました。

発端はK谷水路橋からの帰りの林道を中ほどまで来たときに杖がないのに気づいたことです。sero-師匠がおっしゃるに「水路橋の傍で持ってるの見たよ」と。私は全く記憶がございません
すぐに戻ってみたのですが、みなさんをお待たせしていることもあり、ゆっくり探せませんでした。

何回目かわからないK谷水路橋。ついでなので尾根を隔てた南側の谷も探検してみましょう。
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まずは、オレンジ広場から作業道を通ってK谷水路橋へ。
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この日は平日だったので、作業道の延伸工事をしており作業員が不審な目で見ておりますが、そんなこといちいち気にしてはいけません。

付近を探し回ると…あったー!!
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まさにsero-師匠が最後に見たとおっしゃった場所、K谷に流れ込む小沢のそばの地面に突き刺さっておりました。地図中、Kの字の上あたりのマークのあたりです。

これを回収して、オレンジ広場に戻りました。さて次はとりあえず正面のはげ尾根(採石場の跡だとか)に登ってみましょう。
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なぜかというと…道が付いていて登りやすそうだったこと、見晴らしが良さそうだったこと、ですね。道は4度切り返して小さな広場で終わっていました。高さ50mくらいでしょうか。西側(登ってきた側)は遮るものもなく非常に見晴らしがよいのですが、東側はまだ尾根が続いております。ここは尾根がいったん傾斜を緩めた峠のような場所。こちらは旺盛な植生でですが、よく見ると何かあります。
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峠道につきもののお地蔵さまです。左右を見ると旧い道があります。
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お地蔵さまがあるということは、この道は作業道ではありえません。古くからの集落道なのでしょう。
もちろん歩く
まずはK谷側へ
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分かりずらいですが、驚くほどまともな道です。
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途中、崩れていたのは2ケ所のみ。ほどなく水路橋が見えてきました。
出てきたのは、作業道が水路橋手前で左に折り返してすぐの地点。
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右上の丸太が転がっている辺りには水路跡があるのですが、開渠部分には切った枝だの丸太だのが詰め込まれています。
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このザマですよ。前回からわずか2週間ほどしかたっておりませんが、水路橋周辺の環境は劇的に変わってました。悪い方に。

気を取り直して、反対側へ行ってみましょう。お地蔵さまから少し下って振り返って見た図
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なかなか良い感じの峠です。こちらもほどなく地図中の赤い線の林道に出ました。この峠道はだいたい緑線のよう。

この林道を奥へ少し行くと左下にお墓が見えてきます。そのあたりで右手山側を見れば、立派な石垣が見えます。
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登ってみると水路です。
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手前は南側のN谷水路橋へ
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奥はK谷へ
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それぞれ隧道となっております。

林道に戻って来ました。すると林道脇にも旧い暗渠がありました。
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林道により大部分壊されてはいますが、某発電所関連クォリティーです。しかし先ほどの水路跡とは高低差10mほどで平行に走っているので、某発電所関連とは思えません。さて正体は…

ということで、謎を残しつつおしまいといたします。

ついでながら、オレンジ広場入口にあった謎の構造物です。
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これはいったい何なのか?登ってみました。
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一番上から見下ろしてみても、H型のコンクリの構造物があるだけで何なのかはまったくわかりませんでした。



おしまい

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ふたたび幻の太平寺へ

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注意:現地一帯は滋賀鉱産㈱の所有地であり、狩猟・山菜採取・登山などいかなる理由でも許可なく立ち入ることは禁止されています。



琵琶湖の北部には、多くの廃村があります。そのほとんどは林道も整備され比較的容易に訪れることができます。

しかし、なかには旧伊吹町の国見峠旧道沿いにあった「大滝」や板名古川の奥にあったという「炭山」などの廃村(廃村歴150年超!)のように道なき山中を何時間も歩かないと到達できないようなところもあります。

そんななかでも、われわれ部外者にとってとりわけ到達困難(というか不可能)な廃村が、伊吹山中腹にあった太平寺であります。

旧村民やいわゆる関係者は、鉱山道を通り車で村まで行けますが廃村が好きというだけでは許可の出るはずもなく…

そんなわけで、今回(も)道に迷って入り込んでしまったということでご理解いただきたい。決して数日後(4月29日)に控えた「某発電所関連遺構群の旅」の足慣らしではありませんぞ…
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スタートは、地図中の西池公園。ここから北へ延びる林道を歩き大富川出合を目指します。鉱山道に合流してさらに50mほど北が大富川です。

大富川出合
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ここから伊吹山3合目めざして登って行くわけですがこの大富川両岸が切り立った崖で非常に険阻な地形です。
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上の地図の緑部分を拡大した図
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なので、早々に右岸の尾根に逃げることにします。
高さ10m以上ある巨大な砂防堰堤があり、その天端に上る階段が付いているので、これを登ります。
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さて天端に出たらあとはもう斜面を横切り尾根を辿るのみ。とはいえ傾斜が半端ない。ようやく尾根に取りつき少し登ると…謎の穴発見!
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両側がコンクリっぽいけど、右下は大富川までダイレクトに切れ落ちてるので近づけません。よって何なのかは不明。

さらに尾根を登り最後50mの「魔の倒竹地帯」を必死で抜けると、見覚えのある村のメインストリートに出てきました。
村の一番下、この廃屋があるところですね。
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ノズルのみ残る消防ホースの格納庫を経て
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離村記念碑にのある広場に到着しました。
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石段の先は太平神社。
さらにその上は、太平寺城や太平護国寺があったといわれている平場が広がっています。
この広場の南側(右手)にある、太平寺城の空掘と言われている窪地を横切ると半ば地面に埋もれた機械が…
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手廻しのウインチのようなもの?

さて空堀に沿って下ると、そこには離村に際し村内の石仏をあつめた広場があり
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その横には城壁と見まがうような大きな石垣が残っております。
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美しい村です。実際暮らすのは大変な苦労があったとは思いますが。
米原市には、この一帯を買い戻して観光スポットとして整備してもらえないもんですかね。もっと気軽に訪問できたら素晴らしいことだと思うのです。

さて、今回はこれくらいにして帰りましょう。
帰りは、鉱山道のゲート付近に向かって伸びる廃林道を通ってみたいと思います。
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状態は良い方です。幅も広く崩落もあまりありません。
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が、最後は鉱山道に削り取られて斜面を2mばかりずり落ちて、ゲート前に着地。
ここはもう立ち入り禁止区域なので鉱山道を大富川出合に向け速足で歩きます。
距離的には5〜600mですが半分ほど来たとき、後ろから近づいてくる車の音が…

横に止まった車から、作業服の方が声をかけてきました。
「どちらに行かれます?」

ヤベーとは思いつつ、道に迷ってここに出てきてしまったと謝り倒すしかありません。

すると「そうですか。お気をつけてお帰りください」と言って去って行かれました。
あ〜「絶叫社長」でなくてよかったぁと感謝しつつスタート地点の西池公園に到着して、本日の活動は無事終了でした。

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